和室の収納スペースは、押し入れか床下が代表的な施工事例です。押し入れの場合は、通気性を考慮します。引き戸やドアを開けたときに風が入りますので、奥の方まで空気が入り込むように工夫しておきます。荷物を一杯に入れてしまうと通気性が損なわれてしまいますので、押し入れの内側の壁と床に、すのこを敷いておくと良いでしょう。
すのこの設置で隙間が生まれるので、わずかな隙間から風が入り込みます。湿気が逃げやすくなりますし、乾燥しやすくなるので重要です。床下収納の場合は、湿気がこもらないように対策をします。和室を寝室にする場合は、寝ているときの汗が畳を通して床下へと吸収されやすいので、乾燥しやすい天然無垢材で施工しておくのが理想的です。
吸収した湿気は、空気中の湿度が低くなったときに放出されますので、天然無垢材の効果は大きいです。湿気がこもってしまうと、衣類にカビが発生しやすくなったり、衣類を食べてしまう虫が発生する危険性も出てきます。
基本的に和室の収納空間は、押し入れでも床下でも、湿気対策が重要ポイントになりますので、吸収された湿気が適切に放出されるように機能するか確認し、必要に応じて除湿機能の高い炭を設置して対策を取りましょう。
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